さて、2000年も暑い夏になりそうですが、今年もやってきました北海道ツアー2000!
北海道の名所を、いかに短時間で回るか、ということに挑戦しているかのような、超過密
スケジュールの旅行でした。しかし、今回は行く先々で食べてきた物がとても美味く、
結構満足いく旅だったと思います。 さて、内容ですが…


1日目  
出発 朝2時出発!昨年までは函館にいた悪代官だが、今年は何とも知内町! 函館までは1時間を見ておきたい。12時半起床、1時出発。
霧が立ちこめる。何とも怪しい天気だ。
第一目的地は芦別「カナディアンワールド」
数年前に行ったのが、かなり良かったらしい
しかし 目的地まで、約350km!
そこで
8mmビデオカメラにレンタルしてきた鉄道員をダビングして2時間の上映会。
運転手は見れませんでしたが、音声で
大体のストーリーを把握。
これが、今後の旅行を大きく左右する。
途中ローソンで夜食、セブンイレブンで朝食を購入。約6時間半かけて目的地に到着。
10年ほど前に行って、素晴らしかったというカナディアンワールド、経営難のため、一度は閉めたものの、芦別市が復活させたらしい。入場料も今は無料!とのことで、期待して開門より1時間半も前にいったのだが
しかし
入場料を取らないということで、中の施設設備の痛みは激しく、特にラベンダーなどの草木はかなりひどい状態でした。中にいたはずのカナダ人達も、今は陰さえなく…。さいさきの悪いスタートになってしまいました。まぁ、家族でハイキングする公園だと思えば
カナディアンワールド

北海道大観音像
高さが30mはあろうかという代観音像。何が凄いって中にエレベーターが付いていて、体の中を上れるんですよ。拝観無料でしたが、至る所に賽銭箱が…。右の写真は北の都芦別。モノレールで観音像と繋がっている。一度も走る姿は見られなかったが…。
年輩の方には喜ばれる観光地なのかもしれない。
そして
鉄道員(ぽっぽや)

今回のメインが、ここ、鉄道員の撮影場所になったという幌別駅。実は幾寅駅という駅で、実際にいまだに現役の駅でなのです。下の写真がこの駅を使う理由のホームから降りてくる石の階段。実に情緒がある…と思えるのも、行くときに鉄道員を見ていったから。何も知らない人なら、ただの古い駅なのかもしれない。
この他にも、床屋や食堂などといった町も残されていた。また、鉄道員記念館もあり、撮影の様子やスナップ写真、衣装やセットなども見ることができる。ホームは思ったより小さかったが、思わず鉄道員の物まねをしてみたくなるそんな場所だった。欲を言えば、冬に来たいものだ。
 
南富良野町
 日の出公園
☆ラベンダーを見に行く人は、ファーム富田、フラワー公園などを訪れるのだろうが、一度行っておきたいのが南富良野町にあるこの「日の出公園」南富良野を見渡せる丘に、ラベンダーをはじめ、多くの花が敷き詰められている。行った日はあいにくの雨だったのだが、それでも見晴らしは最高!ラベンダーの紫と、色鮮やかな幾種もの花が美しい景観を作っている。
札幌
☆さて、観音像、鉄道員、そしてラベンダーもしっかりと満喫した一行は札幌へ。高速道路を使い、2時間弱で札幌着。
札幌に来たらススキノでしょ?
ススキノ一のアジアン料理といえば(何故ススキノであじあん???などというつっこみは却下!!)ここバリーホー(ススキノ南5西6 結構怪しい場所にあるので注意!)どの料理も美味しかったが、一番は、鳥のバリバリ焼きみたいな名前の料理。アジア料理を日本人好みの味にしてくれているのが嬉しい。
また、ここのオススメは「お茶!」店員さんがしっかりと勉強して入れてくれるお茶は風味も豊かで非常に美味しかった。お茶のオススメはライチのお茶(980円)一回頼めば、何度でもお湯を入れてお茶を出して飲むことができます。一度台湾でお茶の出し方を見てきましたが、ここも本格的です。


なにがオススメっって、料理は何でもうまく、しかも店員の態度が明るく、きびきびしていて非常に感じの良いお店でした。悪代官はビール100円に機嫌を良くして飲み過ぎ。
2日目
小樽
☆寄る予定もなかった小樽でしたが、せっかく通ったんだから、と運河(の近くのお店)を散策。一度は寿司処「多喜二」に入りかけたものの、11時からということで、近くの「さかえや」という甘味屋に入る。明治時代から続いているのでは…と思わせるこのお店。汁粉や団子などの他に、雑炊、ポテトピザなどもお店で出しており、しかもそれがかなりのうまさでした。店の感じもよく、よかったぁ〜と思えるお店です。

30分おきにお姉さんが案内をしてくれる。
余市
☆最終目的地が、ここ、余市にあるNikkaウイスキー工場。30分おきに見学案内をしてくれ、しかもウイスキーやワインの試飲があるから嬉しい。また、ここでしか買えない水で薄めていない原酒も買うことができるので、余市に行ったらまずここに寄るべき!悪代官15度のウイスキーが連日の運転疲れと意気投合!ここで30分間の昼寝を取らせてもらいました。そういえば、小学校5年生の時に家族旅行でここに来たことがありました。ちなみにNikkaとは、ウイスキーは数年寝かせないと売り物にならないので、はじめの数年は果物を出荷する会社だったそうな。そんでもって、そのときに
「日本果実なんとやら会社」
と言う名前になって、そこから「にっか」というなまえになったんだって。ちなみに原酒のお値段は、20年物で2万円でした。
道の駅
☆ここには書きませんでしたが、途中さまざまな道の駅に寄らせていただきました。
「芦別」は美術館で原画展
「南富良野」では熊笹茶
「余市」では宇宙パビリオン
「ニセコ」では農作物フリーマーケット等々
それぞれが工夫をして、地域の色を出した道の駅を作っています。欲を言えば、手軽に、お金のあまりかからないものにして欲しいですね。観光客にとってみれば何時間も滞在する物より、すぐにその地域の特産などがわかるほうがありがたいと思います。そんな意味で、ニセコの道の駅が一番でした。
赤坂・函館の夜景

☆函館着がだいたい9時。ここまでの走行距離1150km。
すごいすごい、安着を祝って、函館のお好み焼き屋「赤坂」で一杯。う〜ん、短い期間で長い距離。この旅行は間違っていなかったのだろうか???
食べ終わると10時だったので、函館山に登り、函館の夜景を満喫。雨上がりだけに非常に美しい夜景がみれた。「やっぱりここが一番だな」と思ったに違いない。でも誰も言わなかった。運転手への配慮か、それとも、疲れて果てて言う気力すらなかったのか…

全員を送り、この後知内まで睡魔との壮絶な戦いが1時間。  2000年鉄道員ツアー  完


写真:casio QV2000で撮影

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